こんにちは。しょちょーです。
タイトルの通り10件訪問しても、治療のクオリティは保たれるのか?という話です。
先日、同じ花田学園出身で、同地域で先に開業されている方とお話する機会がありました。
経営のこと、治療のこと、人材育成のことや募集方法についてなど有意義な意見交換の場となりました。
その中で、、、
「1日10〜14件訪問する治療院があるって知ってる?」
という話題になりました。
はい、知ってます、、、^^;
皆さんも知っている方は多いのではないでしょうか。
確かに僕たちのやっていることはボランティアではないし、ある程度の生産性が無いと健全な事業運営ができません。
なので、数をこなそう!という発想はわかります。
1件目と14件目で同じ治療ができるのか?
僕はできないです。笑
少なくとも10件目あたりからは「作業的な治療」になりそうな気がします。
でも、整骨院での治療のときは大丈夫でした。
訪問も、移動を誰かにお願いするなどしたら14件目も同じクオリティはできると思います。
基本的にはバイクなり自動車なりで自分で移動するところに辛さがあるんですよね。
経営者の方は体力・気力ともに充実しているから開業している、、っていう方も多いと思うので、経営者の方なら14件目も同じ治療ができるんですかね?
経営者は高クオリティとなる環境を作るのが仕事
「自分はできるから、きっとあいつもやらせたらできるだろう」
「できないのは、やってないから」
「できないのは、努力や頑張りが足りないから」
こういうふうに思っている経営者さんは少なからずいると思います。
まぁ、、できるから経営者やってて、できるから自信もあるわけですもんね。
でも自分と他人は違いますからね。
例えば、AさんBさんという術者がいたとしたら、この二人の能力値を客観的に見てあげる必要があると思います。
この二人が高いクオリティで持って治療に臨める環境はどのようなものなのか?
ここを探って、環境整備してあげることがモチベーション維持にも繋がると思います。
心理的安全性を確保してあげる
Aさん、Bさんのどちらともに「自由な発言権」がある。
自由に発言しても、自分が傷つくような自体にならない確信がある。
知識がないことを知られても、バカにされない。
極端なアイデアでも笑って受け入れてくれる。
このような雰囲気を経営者は作るべきです。
誰かの悪口や批判を言いまくっている経営者には、本当の意味での信頼は集まらないはずです。
会社ルールブックなどに、「◯◯ということをしても大丈夫。」などと明記して周知徹底するとか、普段からそのような風土づくりを行うべきです。
それが、AさんBさんのもつ能力を最大限に活かせる土台構築に繋がるのではないかと考えてます。
頑張らせない対応も必要
中には、術者のやる気が強くて10件も14件も行けるようにスケジュールを組むような人もいると思います。
会社からみたら、非常に優秀な人材、、、のように一見すると見えますが実は違いますね。
例えば、30kmマラソンをはじめた直後に全力疾走をするスタッフがいたら「ちょっと待てー!!」となりますよね笑
絶対にバテて、止まってしまうことが目に見えてます。
頑張りすぎるスタッフは少なからずこういう傾向があると思います。
こういうときには、
・高品質の提供はどこまでできて、どこから品質低下の恐れがあるか
・長い長いマラソンの道のりの中で、景色を楽しみながら走れる速度はどの程度か
こういったことを理解させる必要があると思います。
経営者がそもそもクオリティの維持できる件数を計算してあげること。
術者の能力値や気質をよく見てあげて、バランスを整えてあげること。
こういった取り組みもまた、経営の醍醐味かもしれませんね。