採用(勤務)条件を詳しく聞きすぎると、採用が遠ざかる話
こんにちは、しょちょーです。
今日は採用についてのお話です。
今まで勤務していたときは管理職でしたので、採用面接に参加する機会は多くありました。
不採用のケースもあれば、採用に至ったケース、採用の連絡をしても実は他が決まったので断られたケースなど様々です。
その中でも、
- 「採用(勤務)条件を詳しく聞いてくる応募者」
- 「その上で応募者側から条件を微調整してくる」
こういう傾向のある方がいたら、たとえ優秀に見える応募者でも慎重になったほうが良いと思います。
なぜ採用(勤務)条件を詳しく聞いてくるのか
まず、会社側の問題ということも考えられます。
A4一枚にまとめた採用条件だけでは情報が少なすぎます。
なので今回の前提は、下記のとおりでいきます。
- きちんと採用ページ等を用意しており、採用条件も分かりやすくまとめてある。
さて、会社側がきちんと情報開示をしているにも関わらず根掘り葉掘り詳しく聞いてくるということは、一体どういうことでしょう?
様々な事情が考えられますが、会社が現在提示している条件だけでは入れない。
ということです。
それは、会社を第一優先にできない理由があるということです。
- 親の介護
- 育児
- プライベート
- 副業(または本業)
- 学業
こういったことを優先したい場合、会社という存在に対してそれなりに自由が効いて欲しいと考えます。
会社は事業運営において利益を最大化したい
でもどうでしょう?
会社は、会社の利益を最大化して地域貢献をしたり、社員還元をして組織に属する人たちと繁栄をしていきたいわけです。
なので会社利益を生み出せる、またはサポートできる人材が欲しいと考えます。
つまるところ事業運営に集中して欲しいということです。
(もちろん、就業時間中の話です)
そういう前提がある中で会社の提示している条件について事細かに確認し、応募者側から「違う条件でもいいか?」と提案された場合、採用担当者の心中はどのようになるでしょう?
恐らく優秀な人材だったとしても難色を示すはずです。
「自分たちを優先してくれない会社なら入りたくないよ!」
と仰る方もいるかもしれません。
ですが、物事にはバランスがあります。
会社としては、応募者にはもちろんプライベートを優先して欲しいと考えますが、会社自体も優先して欲しいと考えています。
どっちも大事にしてほしいんです。
どちらかに偏ってしまう人材というのは、経験則ですがいつか何かしらのトラブルを起こします。
しょちょーは今回のような人材を採用して後悔したことがある
若かりし頃のしょちょーは人材不足だったこともあり、応募者から条件を微調整された上で、ある程度承諾して採用したことがあります。
今考えたらお互いのためにならない結果になったため、採用してはいけなかったのかもしれません。
採用すること自体、応募者に失礼だったといまは考えています。
さて、その施術者を入社させてどうだったかというと。
最初の頃は勤務態度も真面目で一生懸命に業務に取り組んでいました。
しかし、2ヶ月経過したあたりから様子がいつもと変わってきます。
- 「私の仕事ではない」と仕事を受けない
- 「私の能力に対してこの給与は低すぎる、上げて欲しい」と給与UPを要求する
発言内容も徐々にですが自分本位になりはじめ、その時期に合わせて患者さんも離反するようになりました。
「私は◯◯さん(患者さん)に治療に入るのは嫌だったので、離反してくれてよかったです」
と発言するようになりました。
他にも、
- 朝礼は意味がないから参加したくない。
- 有給の支給日数が少ないから増やして欲しい。
- やはり給与が低すぎるから給与UPをしてほしい、できないなら辞める。
- 辞めるときは会社側からの解雇としてほしい。
と、あれやこれやと要求が増えていきました。
最終的に給与は上げられないと伝えると「しょっぺ〜!!」と言われてその方が帰ってしまったことが今でも記憶に残っています笑
悪いのは、、、?
このケースで問題があるとしたら、採用者(今回ならしょちょー)にあるということです。
良くも悪くもこのケースの応募者の気質は自分本位です。
ここに気づいていながら「会社に受け入れた」という行為に問題があります。
応募者からしてみたら、受入れてくれたってことは、他の要求も受入れてくれるだろう。となりますよね。
でも、蓋を開けてみたら応募者の要求は中々通らない。(当たり前ですが^^;)
僕自身イヤな気持ちになりましたが、同じように応募者もイヤな気持ちになっています。
採用前も、採用後も応募者の気質を変えることはできないと考える方がちょうど良いんです。
会社は応募者の働き方に配慮する必要があるが、一定の軸も必要
今現在働いている社員にも、応募者にも、もちろん自分にも家庭がありプライベートがあります。
全員がなるべく長く働き続けて、心身ともに豊かになっていけるような会社づくりは必須です。
そのため残業を減らしたり、生産性を上げる仕組みは積極的に取り入れますし、環境面を整えたり、いざというときに家庭を優先できるよう業務分担を導入したりします。
会社が寄り添っていくことは社員のためにも大切なことですが、会社が無理をしてしまうくらい寄り添うのもまた不健康な話です。
逆に社員が会社に傾倒していたり、自分本位になりすぎるのもまた不健康です。
バランスよくできたら一番だと思います。
今日はこんな感じの話でした。
それではまた!^_^