経営アレコレ

【第42回】部下に仕事を任せられない時、上司が見直すべき本当のポイント

こんにちは、しょちょーです😊

今日のテーマは

「部下に仕事を任せられない時、どうしたらいいか」

についてです。

もしこのブログを、管理職の方や上司の立場の方、あるいは代表の方が読んでいたら、

「…あ、これ自分のことかも😅」

と思い当たる部分、結構あるんじゃないかなと思います。


人に任せられない理由って、だいたい同じ

仕事を他人に任せられない時って、だいたい理由は決まっています。

  1. ミスされたらどうしよう
  2. 責任が取れないかもしれない
  3. 自分よりクオリティが下がるのが目に見えている
  4. 結局、自分でやった方が早い

こんなふうに思ってしまう時ですね。

これ、めちゃくちゃ分かります。

というか、ほぼ全員が一度は通る道です。

特に、訪問鍼灸マッサージ業界に限らず、多くの業界で管理職になる人って「現場上がり」ですよね。

現場で成果を出して、努力して、評価されて、その結果として上に立つ。

だからこそ、現場のことが分かりすぎるんです。

するとどうなるかというと、

「このやり方じゃダメだな」
「自分だったらこうするのに」

と、どうしても部下の動きが気になってしまう。

結果、任せられない。

そして全部自分で抱えてしまう。

これ、上司あるあるです^^;


任せられないと、上司の仕事ができなくなる

ただですね、ここで一つ、かなり大事な話をします。

仕事を抱え込めば抱え込むほど、上司・管理職・代表としての

本来やるべき仕事ができなくなります。

  1. 育成
  2. 仕組みづくり
  3. チームづくり
  4. 未来を考えること

これら全てが後回しになります。

だからこそ上司は「現場の人」から「任せる人」に役割を切り替えないといけないんですよね。

ここはもう、覚悟の問題です。


部下の成長は「1年スパン」で考えていい

僕は、部下の育成って1年くらいのスパンで考えたらいいと思っています。

最初から、

  1. 判断力
  2. クオリティ
  3. スピード

全部揃っている人なんて、いません。
そう、いないんです!^^;

でもそれって、よく考えたら当たり前なんですよね。

だって、あなた自身も最初からできていましたか?

たぶん違いますよね。

失敗して、怒られて、悩んで、試行錯誤して、少しずつできるようになってきたはずです。

部下にも、同じフェーズがあるただそれだけなんです。

そこの事実を、あなた自身のために認めてあげてください^_^


失敗させることは、仕事を教えること

部下を育てるうえで、一番大事なのはこれです。

👉 小さな失敗をたくさんさせること

失敗とは、実は一番の学びポイントなんですよね。

「次はどうする?」
「どう改善する?」

ここを一緒に考えることで、人は一気に成長します。

ただし、ここで重要なのが文化形成です。


「失敗しても大丈夫」な空気をつくる

失敗した瞬間に、

  1. 詰められる
  2. 嫌な顔をされる
  3. 空気が重くなる

こういう職場だと、人は挑戦しなくなります。

そして、失敗を隠すようになります。

これ、組織として一番まずい状態です。

だからこそ、

  1. 失敗してもOK
  2. 大事なのは次の行動
  3. 今日より半年後、1年後に成長していればいい

こういうメッセージを、言葉として、文章として、ちゃんと伝える

これが上司の仕事です。


致命的な失敗だけは防げばいい

もちろん、取り返しのつかない失敗は避けなきゃいけません。

でも、

  1. 細かいミス
  2. 修正できる失敗

これは、どんどんやってOKです。

細かく失敗して、その都度修正していけば、

大きな事故にはなりません。

むしろ、

失敗の数=成長の数

です。


任せられないのは、部下のせいじゃない

少し厳しいことを言います。

部下に任せられないのは、部下の能力不足ではありません。

👉 上司の能力不足です。

  1. 任せる設計ができていない
  2. 育てる覚悟が足りない
  3. 上司の役割に徹しきれていない

ただそれだけなんです。

ここを認めて、自分の言動やスキルを見つめ直す。

それができると、自然と「任せるきっかけ」が見えてきますよ^_^


最初は「6割の出来」でOK

仕事を任せたら、最初は6割くらいの出来になると思っておきましょう。

最初から同じクオリティなんて、無理です。無理無理。

半年くらい走らせてみて、

  1. 8割になったかな
  2. 9割に近づいてきたかな

そんな視点で十分です。成長スピードは人それぞれ。そこを認めていきましょう^_^


仕事の本質は「人を喜ばせること」

僕たちの仕事って、本質的には「人を喜ばせる仕事」です。

訪問鍼灸マッサージもそうですよね。

  1. 痛みを和らげる
  2. 心と体を整える
  3. 毎日の生活を少し楽にする

人を喜ばせる仕事なのに、怖い・苦しい・しんどいだけの職場って、やっぱりどこかおかしい。

本来は、やりがいがあって、前向きで、続けたくなるものだと思います。


弱い部活と、強い部活の違い

弱い部活って、パワハラや恐怖で動いています。

強い部活は、厳しさの中に愛情と目的があります。

同じ「きつい練習」でも、意味が全然違うんですよね。

組織も同じです。


上司が変わると、チームは変わる

部下を変えようとする前に、まず自分の役割を見直す。

これが一番の近道です。

任せる。育てる。信じる。

簡単じゃないですが、確実にチームは変わっていきますよ。


今日こそ独立開業だぞブログでは、

全国の訪問鍼灸・訪問マッサージ師の挑戦を全力で応援しています。

このブログが、誰かの一歩前進につながったら嬉しいです。

今日も一歩ずつ、前へ進みましょう!

皆さんの挑戦と活躍を心から願っています^_^

ABOUT ME
しょちょー
20代の頃から10年以上現場と管理職を経験し、あはきの訪問業務設立から店舗展開まで行った後、独立開業をしました。 2019年に慢性骨髄性白血病という病気にかかり「あ、命ないぞ」と思った時に、 《自分も、家族も、仲間も大切にする=豊かに生きる》 を目指すのが後悔しない生き方だと気づき、今は割と自由に活動してます。 このサイトは、「収入UPしたい」「独立したい」「独立してるけどもっと安定したい」と思ってる方を応援するために作りました。 独立開業仲間、募集してます^_^ 今もサイト充実させようと活動中なので、◯◯が知りたい!があったらメッセージくださいm(_ _)m 皆さんのチカラになれれば嬉しいです。