経営アレコレ

【第29回】基本的に節税なんて考えないでOK

こんにちは、しょちょーです^_^

今日のテーマは 「節税なんて考えなくていい」 という話です。

前提は開業当初とか、ご自身のみで運営している方をイメージしています。

もちろん、これはあくまでも“しょちょー自身の考え方”として聞いてください。税金の正解は一つではありませんからね。


■ 節税って魅力的に見えるけど…

事業をしていると、必ず「節税」という言葉が出てきます。

「税金が減る → 手取りが増える」

こう聞くと、やったほうが良い気がしますよね。

でも結論から言います。

開業当初は、節税なんて一切考えなくていいです。

理由はシンプルで、事業のフェーズが全然違うからです。

開業したばかりの頃にまず考えるべきことは、

  • 売上を作ること
  • 利益をしっかり残すこと

この2つだけ。

ここに全集中しないと、そもそも会社が大きくなっていきません。


■ 節税=お金を「使う」か「預ける」か

節税って聞こえはいいですが、本質は2つしかありません。

  1. お金を使う(経費にして税金を減らす)
  2. お金を預ける(共済などに入れて控除する)

でも冷静に考えると…

  • 経費にして節税しても、そもそもお金は“出ていく”
  • 税金は減るけど、手元のお金は減っている

逆に使わなければ税金はかかりますが、

残るお金は圧倒的に多い んですよね。

だから、小規模事業・出張専門事業の方ほど、節税メリットは限りなく薄い。

「使わなくていいお金は絶対に使わない」

これが大原則です。


■ 唯一おすすめできる節税

僕が実際に“価値がある”と感じた節税は、今のところ 小規模企業共済 だけです。

  • 掛金の全額が所得控除になる
  • 積み立てたお金は将来まとめて戻ってくる
  • しかも元本割れしない(しにくい)
  • 利息も少しつく

ただし注意点があって、僕は法人化を見据えて、開業当初は掛金をほぼ1,000円だけにしてました。

なぜかというと…

事業にお金を回すほうが、リターンが圧倒的に大きいから

共済に突っ込むよりも、まず事業に投資したほうが増えるんですよね。

だから共済は“最小限”。
生活の安全資金や、事業の安全資金を先に用意したいなと思っています。

今後余裕が出てきた段階で増やしていけばいいという考え方です。


■ 小規模企業共済は「入っておきましょう」

ただし、事業規模に関係なくこれは言えます。

小規模企業共済には入っておきましょう。

加入には「開業届」や「事業実態」が必要なのですが、一度はホームページを閲覧しておくのがおすすめ。

唯一、開業当初から安心しておすすめできる制度です。


■ 最重要ポイント

今、自分はどのフェーズなのか?

ここを間違えないこと。

  • 売上が小さいのに節税に走る
  • 現金が少ないのに共済に多く入れる

こうなると本末転倒で、キャッシュが足りずに事業が止まることもあります。

節税は“余力が出てからの話”。

まずは 売上をつくる → 利益を残す → 手元の現金を増やす

これが最強のフェーズ順です。


■ 最後に

節税は悪いことじゃないけど、

タイミングを間違えるとリスクになる という話でした。

開業初期はとにかく使わない。

まずは事業に集中して、お金を残すことを優先していきましょう。

今日も一歩ずつ、前へ進みましょう!

皆さんの挑戦と活躍を心から願っています^_^

ABOUT ME
しょちょー
20代の頃から10年以上現場と管理職を経験し、あはきの訪問業務設立から店舗展開まで行った後、独立開業をしました。 2019年に慢性骨髄性白血病という病気にかかり「あ、命ないぞ」と思った時に、 《自分も、家族も、仲間も大切にする=豊かに生きる》 を目指すのが後悔しない生き方だと気づき、今は割と自由に活動してます。 このサイトは、「収入UPしたい」「独立したい」「独立してるけどもっと安定したい」と思ってる方を応援するために作りました。 独立開業仲間、募集してます^_^ 今もサイト充実させようと活動中なので、◯◯が知りたい!があったらメッセージくださいm(_ _)m 皆さんのチカラになれれば嬉しいです。