いざ自分のお店を持とうと思ったら「コンセプト」や「屋号(お店の名前)」を決めなくてはいけません。
ここでは自身の強みを生かしたコンセプトや屋号の決め方について解説します。
スペシャルマッチョ訪問鍼灸マッサージ院はどうかな?
マッチョには受けがいいかもね!
実際に上記のような名称は無いと思いますが、「マッチョ」や「訪問」という名称がついていると次のような連想があると思います。
- マッチョな人が働いている?
- なんだか派手そう
- 運動指導に力を入れていそう
- 訪問してくれる?
これらに価値を見出す人からは仕事の依頼が来るでしょうし、
拒否感を示す人からは仕事の依頼は来ないとも言えます。
コンセプトや屋号一つで客層が変わってきますので、慎重に決めていきましょう。
会社のコンセプトは何か?
「あなたの会社の強み」と言い換えてもいいかもしれません。
一人で始める方が多いと思うので、「あなた自身の強みや想い」でもOKです。
例えば僕の会社ではコンセプトの一つに「支える」があります。
僕自身が病気を患った時に、家族や当時勤めていた会社の代表、病院の先生方が支えてくれました。
泣きたくなるくらい嬉しかったよ!
その時から徐々に、患者も、家族も、介護関係者も、訪問に携わるマッサージ/鍼灸師も支えていきたいと強く思うようになりました。
この思いを会社に反映したいと思いコンセプトになっていますし、屋号決定のポイントとなっています。
しかし、いきなり「あなたの会社の強みはなんですか?」と言われてもパッと出てこないですよね。
そこで、強みや想いを言語化する作業が必要となります。
コンセプトの原案を書き出そう!
- メモ
- ペン
自分の強みや想いを書き出してみましょう。(PC入力でもOK)
この時に3つルールがあります。
- 箇条書きで書く
- 5個以上書く
- 強みや想いならどんな些細なことでも書く
しょちょーの強みや想い
- 勢いで行動できる
- 成功しているやり方を真似して行動できる
- やりたいと思ったことは何でも理由をつけてできる
- 理論立てて考える
- 治療は根拠がないことはやらない
- 効果が出ないやり方や頻度を求められたら、効果がないけどいいか?をハッキリ言える
- 病気の経験から、業界に関わる人たちの支えになりたい
- 技術、経験、知識という情報は相手に届けてはじめて価値がある
- 家族を大切にしている人を大切にしたい
- 子育て世代の鍼灸マッサージ師が働きやすい会社を作りたい
はっきり言って主観です。^^;
でもこれでいいんです。
あなたの会社ですから、あなた自身の強みや想いを反映させないといけないんです。
弱みとか、ネガティブなことならスラスラ出てくるんだけどな〜
逆にチャンスだよ!
弱み・ネガティブなことは視点をかえてみよう
万が一、弱み・ネガティブな要素がたくさん出てきたら、視点をかえて考えてみましょう。
例えば、、、
とにかく書き出すことです。
それを一つずつ視点を変換して改めて書き出してみましょう。
そこをきっかけにコンセプトにつながる要素が見つかるかもしれません。
自分の中から出てきた強み・想いが言語化されていると、ケアマネ・患者さんとのやり取りが楽になりますよ^_^
ちなみに、しょちょーの会社のコンセプトの一部を公開します。
これもいきなり文章が出てきたわけではなく、自身の想いや強みを書き出していくなかで、どういうコンセプトを提供できるのかが分かってきました。
どの客層(ターゲット)に向けた名称なのか?
次に屋号を考える際には、どこに向けた名称なのか?を考えます。
例えば、、、
①利用する年代は? | 患者さんたちは70代以上が多いから、短くて分かりやすい名称が良さそう。 |
②紹介者(仲介者)は? | 主に40〜50代のケアマネが中心。60代の家族も検索するかも。 |
③お客さんの悩みは? | パーキンソン病などの難病を中心に解決したい。つまり、拘縮や筋短縮による動作不全。 |
④ご家族の悩みは? | 夫婦二人暮らしのため、病状悪化によって娘・息子に迷惑をかけたくない。 |
⑤ケアマネのニーズは? | 認知症の対応が大変。介護・医療サービスを適切に運用して利用者さんの健康が良い状態で保たれてほしい。 |
上記のように考えたとします。
そうすると、少なくともおしゃれとか、カッコいい名前よりかは、一回聞いただけで上記の問題たちを解決できるような名称にした方が効果的と言えます。
これが美容鍼灸を中心としたサービス展開なら、美容に興味を持っている方々に響く名称のほうが良いとも言えます。
実際にコンセプト・屋号を決めよう
ここまで出来たら、もうすぐ完成です。
- 書き出したコンセプトや客層(ターゲット)を見ながら、コンセプトをもう一度整理する
- そして、それらを対象にした屋号を決める
こういうふうに決めたコンセプトや屋号は、必ず愛着がわきます^_^
そして、それらを口に出しているときもしっくりくるんです。
なぜなら自分の中から生まれたものだからなんですね。
皆さんのご活躍を応援しています、最後までありがとうございました^_^