年収1000万円から考える［価格設定・治療時間・患者数］について

適切に行動をすれば決して不可能な数字ではありません。

今回はあはきくんの1000万円を例として、価格設定、治療時間、患者数について解説をします。

年収1000万円には毎月の売上は84万円必要

ここでは年収1000万円を目標として考えてみます。

毎月の売上から1時間毎の売上まで分解する作業をします。

毎月の売上［840,000円］

なので、毎月の売上は約84万円必要です。

次に、1日毎の売上はどれくらい必要か考えましょう。

１日毎の売上［42,000円］

前提として年間125日の休日数に設定しました。

年間の業務日数は365日ー125日＝240日

そして、240日÷12ヶ月＝20日

一ヶ月の業務日数が20日あると分かりました。

1日あたり42000円の売上が必要と分かりました。

最後に、1時間あたりの売上はどれくらい必要か考えてみましょう。

１時間毎の売上［5,250円］

業務時間の前提を9:00～18:00で設定しました。

これは約8時間の業務時間を確保できます。

つまり、1時間あたり5250円の売上が必要となります。

現実的には稼働率80%[＝6.4件] で売上を考える

1時間1件として8時間完全に埋まっている状況が仮に出来上がったとしても、そう長くは続きません。

大変なんです。

やったことがある人は辛さが分かるはず、、、笑

稼働率100%時のメリットデメリットは次のような感じです。

この内、デメリットのトラブルが万が一起きると悲惨です。

体感的なところではありますが、稼働率は80％くらいでみておくと、余裕のある業務が可能です。

そこで、平均値80％の稼働率で計算をし直してみましょう。

1時間に1件の訪問件数と考えるなら、、、

つまり、稼働率80%時の1日あたり訪問件数は、6.4件の訪問となります。

年収1000万円の1件あたり、本当の単価は［6563円］

1日に必要な売上は42000円でした。

つまり、1時間あたり6563円を割ってしまうような価格設定をすると、どうやっても1000万円は達成できないことになります。

実際には、、、

1日あたり6件で考えるなら7000円。

１日あたり7件で考えるなら6000円。

と、このように変動します。

そのため、トータルで見た時に、平均単価が6563円を割らないように価格設定をしていくことが重要ですね。

サービスに金額と所要時間を設定する

例えば、平均6563円の単価を目指すとして次のようなプランを用意したとします。

	種別：金額（分数）
変形徒手含むマッサージ	保険：5850円（30分）
クリームマッサージ	自費：1000円（10分）
鍼灸プラン	保険：3910円（20分） ※マッサージとセットなら1610円
パーソナル機能訓練	自費：500円（10分）

上記のメニューひとつひとつでは6563円を上回りません。

そこで次のような工夫が必要となります。

サービス提供の基本はセット提案

一つ一つでは6563円を上回らないので、セット提案を基本としてみます。

例えば、、、

「変形徒手含むマッサージ(5850円)」＋「鍼灸プラン(1610円)」＝7460円(50分)

とか

「変形徒手含むマッサージ(5850円)」＋「パーソナル機能訓練( 500円)」＝6350円(40分)

これなら、足して2で割っても単価6905円のため、6563円を上回っています。

しかし、50分と40分なので、それぞれ移動時間が10分や20分程度となっているため近距離で訪問スケジュールを組むなどの戦略も必要となります。

例えば、自分の技術に自信がないからと言って極端に長い治療時間を設定してしまうと、いくら頑張っても望む収入にはならない、、、なんてことにもなりかねません。

業界の相場もあるとは思いますが、まずはどれくらいの売上が欲しいのか？から逆算して単価を決めていきましょう。

結論

まとめると次のようになります。

前提をもとに1000万円を目指すとこのようになります。

雇われている時は売上数字を細かく考えなくてもよかったと思います。

治療のことや、患者さんのことを中心に考えていくことが大切でした。

しかし、個人事業主になるのなら、現実問題として考えなくてはいけない部分です。

なぜなら、ダイレクトに自身の収入に直結するからです。

今回は以上です。

みなさんの活躍を応援しています！頑張ってくださいね^_^