こんにちは、しょちょーです^_^
今日は
「上司でも部下でも、相手の成長を願って注意するということ」
というテーマで話してみたいと思います。
以前も少し触れたんですが、たとえば「年上の部下」ができたときに、遠慮して注意ができなくなってしまうと、
それってじわじわと組織崩壊につながる可能性があるんですよね。
上司の役割は、
・偉そうにすることでも
・厳しくすることでもなくて
「みんなを正しい方向に導くこと」ここに尽きると思っています。
もちろん、伝え方のテクニックはあります。
でも、どれだけ気まずくても、どこかのタイミングで
「言うべきことはちゃんと言う」
これは避けて通れないところです。
実際にあった、ちょっともったいないLINE
ここからは、実際にあった出来事です。
ある日、年上のスタッフからこんなLINEが来ました👇
◯◯の施術内容について、患者さんのご主人から「今後はこうしてほしい」と言われました。
これから私はどうしたらいいですか?すぐ動いたほうがいいですか?
次にどのように動けばいいか教えてください。
…ざっくり言うと、こんな内容です。
一見すると「報告してくれているLINE」に見えるんですが、
上司の立場から見ると、情報が足りなすぎて
**「教えたくても教えられないLINE」**なんです。
- いつの出来事なのか
- どの患者さんなのか
- 具体的に何をどうしてほしいと言われたのか
- 本人はどう考えているのか
- いつまでに回答が欲しい件なのか
このあたりがスッポリ抜け落ちていると、対応のしようがないんですよね。
焦っているときほど「情報の整理」が飛ぶ
こういうLINEが来たとき、
一番最初に大事なのは 「相手を責めないこと」 だと思っています。
なぜかというと、そのスタッフの背景を想像すると
- 時間がなくてバタバタしている
- クレームっぽく言われて動揺している
- 元々ちょっと焦りやすいタイプ
- 気持ちの整理が追いつかず、パニック気味
たぶん、こんな感じの状態なんですよね。
だから上司側が、
「こんなの情報が足りなくて分かるわけないじゃん」
とイラッとして、そのままの感情で返してしまうと、その後の関係性はドロドロまっしぐらになります😅
そうじゃなくて、最初の一言は必ず
『まずは情報を共有してくれてありがとう』
ここから入るのが大事だと、しょちょーは思っています。
しょちょーなら、こんな返信をします
では、今回のケース。
しょちょーなら、どう返すかというと、イメージとしてはこんな感じです👇(一例)
〇〇さん、共有してくれてありがとうございます!
ちょっといつもと違う展開でドキドキしちゃいますよね。
まずは落ち着いて大丈夫ですよ😊
今もしかしたら訪問の合間かもしれませんが、このメッセージの内容だと、こちらとしても
「何をどう判断したらいいか」が分かりづらい状態です。
患者さんのご主人は、具体的に
・今後何をどうしてほしいと言っていたのか
・それを聞いて〇〇さんはどう返事をしたのか
・いつ頃までの対応を求められていそうか
このあたりが分かると、こちらも「じゃあこう動きましょう」と決めやすくなります。
なので、次から似たようなケースがあったときは
① いつ・どの患者さんの話か
② 相手から言われたこと(できるだけそのまま)
③ 自分はどう感じて、どう返事したか
④ 上司にどうしてほしいのか(判断/代わりに電話/一緒に考えてほしい等)
ここまで書いてもらえると、めちゃくちゃ助かります🙏
とはいえ、急ぎだと困ってしまうかもしれないので、いただいた文章から予測して回答してみますね。
僕としては、例えば
- まずは〇〇さんからご主人に「一度社内で共有して調整します」と伝える
- 社員全体で情報共有して、今後の対応方針を擦り合わせる
この2ステップで進めるのが良いかなと思っています。
もし自分でご主人への説明までやってみたい場合は、文面を作ってくれれば、一緒にチェックしますよ👍
それでも不安が残るようなら、「この件は一度社内で調整して、来週の火曜日までに改めてご連絡しますね」
と伝えてもらえればOKです。
…こんな感じです。
ポイントは、
- まず「共有ありがとう」と受け止める
- 気持ちに寄り添う一言を入れる
- なぜ情報が足りないのかを説明する
- 次からどう書けばいいか、具体的なフォーマットを渡す
- 今回はこう動いてみよう、と2〜3ステップで提案する
ここまでセットで伝えてあげると、
スタッフは徐々に**「考え方」**ごと育っていきます。
人は「怒られて」ではなく「推奨されて」育つ
しょちょーは、
人は「怒られて覚える」のではなく、「推奨されるやり方を教えられて、失敗しながら身につけていく」
こう思ってます。
だからこそ、
- ダメ出しだけで終わらせない
- 「このやり方がおすすめだよ」と何度も伝える
- 半年〜1年くらいかけて、じわじわ成長を待つ
このスタンスが、結果的に一番みんなが伸びていくなと感じています。
実際、最初は
「◯◯と言われました。どうしたらいいですか?」
だけだったスタッフが、半年〜1年すると
「◯◯と言われ、確認して回答すると答えました。次回の訪問時に再度お伝えする予定です。▲▲という背景があるので、私は■■と伝えたらよいと思うのですが、他に良い伝え方はありますか?」
と聞いてくれるようになったりします。
ここまでいくと、かなり頼もしいですよね😊
強く叱るのは「対面のときだけ」
しょちょーの中で、これはルールにしています。
✅ 強めにフィードバックする(注意する/叱る)のは、直接会っているときだけ
✅ メール・LINEでは、基本的に叱らない
文章って、表情も声色も伝わらないので、ちょっとした言い方の強さが、相手の心には3倍〜5倍くらい強く刺さることが多いんです。
だから、テキスト上では
- 受け止める
- 整理してあげる
- 推奨パターンを提示する
この3つに徹する。
どうしても厳しく言う必要があるときだけ、対面で、表情と声色ごとセットで伝える。
これが、お互いにとって一番健全かなと感じています。
まとめ:成長を願うからこそ、言葉を選ぶ
相手の成長を願って注意するとき、
大事なのは
- 感情のままにぶつけない
- 「なぜその行動になったのか」を一度想像する
- 推奨されるやり方を、具体的に示してあげる
- 何度も繰り返し、安心して失敗させてあげる
このあたりかなと思います。
年齢が上でも下でも関係なく、**「この人に成長してほしい」**と思える相手にこそ、丁寧に、根気よく伝えていきたいですね^_^
今日も一歩ずつ、前へ進みましょう!
皆さんの挑戦と活躍を心から願っています^_^




