経営アレコレ

【第20回】相手の成長を願って「注意する」

こんにちは、しょちょーです^_^

今日は

「上司でも部下でも、相手の成長を願って注意するということ」

というテーマで話してみたいと思います。

以前も少し触れたんですが、たとえば「年上の部下」ができたときに、遠慮して注意ができなくなってしまうと、

それってじわじわと組織崩壊につながる可能性があるんですよね。

上司の役割は、

・偉そうにすることでも
・厳しくすることでもなくて

「みんなを正しい方向に導くこと」ここに尽きると思っています。

もちろん、伝え方のテクニックはあります。

でも、どれだけ気まずくても、どこかのタイミングで

「言うべきことはちゃんと言う」

これは避けて通れないところです。


実際にあった、ちょっともったいないLINE

ここからは、実際にあった出来事です。

ある日、年上のスタッフからこんなLINEが来ました👇

◯◯の施術内容について、患者さんのご主人から「今後はこうしてほしい」と言われました。
これから私はどうしたらいいですか?すぐ動いたほうがいいですか?
次にどのように動けばいいか教えてください。

…ざっくり言うと、こんな内容です。

一見すると「報告してくれているLINE」に見えるんですが、

上司の立場から見ると、情報が足りなすぎて

**「教えたくても教えられないLINE」**なんです。

  • いつの出来事なのか
  • どの患者さんなのか
  • 具体的に何をどうしてほしいと言われたのか
  • 本人はどう考えているのか
  • いつまでに回答が欲しい件なのか

このあたりがスッポリ抜け落ちていると、対応のしようがないんですよね。


焦っているときほど「情報の整理」が飛ぶ

こういうLINEが来たとき、

一番最初に大事なのは 「相手を責めないこと」 だと思っています。

なぜかというと、そのスタッフの背景を想像すると

  • 時間がなくてバタバタしている
  • クレームっぽく言われて動揺している
  • 元々ちょっと焦りやすいタイプ
  • 気持ちの整理が追いつかず、パニック気味

たぶん、こんな感じの状態なんですよね。

だから上司側が、

「こんなの情報が足りなくて分かるわけないじゃん」

とイラッとして、そのままの感情で返してしまうと、その後の関係性はドロドロまっしぐらになります😅

そうじゃなくて、最初の一言は必ず

『まずは情報を共有してくれてありがとう』

ここから入るのが大事だと、しょちょーは思っています。


しょちょーなら、こんな返信をします

では、今回のケース。

しょちょーなら、どう返すかというと、イメージとしてはこんな感じです👇(一例)


〇〇さん、共有してくれてありがとうございます!
ちょっといつもと違う展開でドキドキしちゃいますよね。

まずは落ち着いて大丈夫ですよ😊

今もしかしたら訪問の合間かもしれませんが、このメッセージの内容だと、こちらとしても

「何をどう判断したらいいか」が分かりづらい状態です。

患者さんのご主人は、具体的に
・今後何をどうしてほしいと言っていたのか
・それを聞いて〇〇さんはどう返事をしたのか
・いつ頃までの対応を求められていそうか

このあたりが分かると、こちらも「じゃあこう動きましょう」と決めやすくなります。

なので、次から似たようなケースがあったときは

① いつ・どの患者さんの話か
② 相手から言われたこと(できるだけそのまま)
③ 自分はどう感じて、どう返事したか
④ 上司にどうしてほしいのか(判断/代わりに電話/一緒に考えてほしい等)

ここまで書いてもらえると、めちゃくちゃ助かります🙏

とはいえ、急ぎだと困ってしまうかもしれないので、いただいた文章から予測して回答してみますね。

僕としては、例えば

  1. まずは〇〇さんからご主人に「一度社内で共有して調整します」と伝える
  2. 社員全体で情報共有して、今後の対応方針を擦り合わせる

この2ステップで進めるのが良いかなと思っています。

もし自分でご主人への説明までやってみたい場合は、文面を作ってくれれば、一緒にチェックしますよ👍

それでも不安が残るようなら、「この件は一度社内で調整して、来週の火曜日までに改めてご連絡しますね」

と伝えてもらえればOKです。


…こんな感じです。

ポイントは、

  • まず「共有ありがとう」と受け止める
  • 気持ちに寄り添う一言を入れる
  • なぜ情報が足りないのかを説明する
  • 次からどう書けばいいか、具体的なフォーマットを渡す
  • 今回はこう動いてみよう、と2〜3ステップで提案する

ここまでセットで伝えてあげると、

スタッフは徐々に**「考え方」**ごと育っていきます。


人は「怒られて」ではなく「推奨されて」育つ

しょちょーは、
人は「怒られて覚える」のではなく、「推奨されるやり方を教えられて、失敗しながら身につけていく」

こう思ってます。

だからこそ、

  • ダメ出しだけで終わらせない
  • 「このやり方がおすすめだよ」と何度も伝える
  • 半年〜1年くらいかけて、じわじわ成長を待つ

このスタンスが、結果的に一番みんなが伸びていくなと感じています。

実際、最初は

「◯◯と言われました。どうしたらいいですか?」

だけだったスタッフが、半年〜1年すると

「◯◯と言われ、確認して回答すると答えました。次回の訪問時に再度お伝えする予定です。▲▲という背景があるので、私は■■と伝えたらよいと思うのですが、他に良い伝え方はありますか?」

と聞いてくれるようになったりします。

ここまでいくと、かなり頼もしいですよね😊


強く叱るのは「対面のときだけ」

しょちょーの中で、これはルールにしています。

✅ 強めにフィードバックする(注意する/叱る)のは、直接会っているときだけ
✅ メール・LINEでは、基本的に叱らない

文章って、表情も声色も伝わらないので、ちょっとした言い方の強さが、相手の心には3倍〜5倍くらい強く刺さることが多いんです。

だから、テキスト上では

  • 受け止める
  • 整理してあげる
  • 推奨パターンを提示する

この3つに徹する。

どうしても厳しく言う必要があるときだけ、対面で、表情と声色ごとセットで伝える。

これが、お互いにとって一番健全かなと感じています。


まとめ:成長を願うからこそ、言葉を選ぶ

相手の成長を願って注意するとき、

大事なのは

  • 感情のままにぶつけない
  • 「なぜその行動になったのか」を一度想像する
  • 推奨されるやり方を、具体的に示してあげる
  • 何度も繰り返し、安心して失敗させてあげる

このあたりかなと思います。

年齢が上でも下でも関係なく、**「この人に成長してほしい」**と思える相手にこそ、丁寧に、根気よく伝えていきたいですね^_^

今日も一歩ずつ、前へ進みましょう!

皆さんの挑戦と活躍を心から願っています^_^

ABOUT ME
しょちょー
20代の頃から10年以上現場と管理職を経験し、あはきの訪問業務設立から店舗展開まで行った後、独立開業をしました。 2019年に慢性骨髄性白血病という病気にかかり「あ、命ないぞ」と思った時に、 《自分も、家族も、仲間も大切にする=豊かに生きる》 を目指すのが後悔しない生き方だと気づき、今は割と自由に活動してます。 このサイトは、「収入UPしたい」「独立したい」「独立してるけどもっと安定したい」と思ってる方を応援するために作りました。 独立開業仲間、募集してます^_^ 今もサイト充実させようと活動中なので、◯◯が知りたい!があったらメッセージくださいm(_ _)m 皆さんのチカラになれれば嬉しいです。