こんにちは、しょちょーです。
毎月、施術報告書の記載をされていることと思います。
「はっきりいって面倒くさい」というのが大多数の本音ではないでしょうか?^^;
僕も面倒だなと思うときあります。
でも、ドクターとケアマネに経過を報告する手段としてはほぼ必須のため、やはり重要な位置づけとなります。
各項目を有効活用するかしないかで、ケアマネから信頼を寄せられるのか?
ケアマネが無言で離れていくのかが決まっていきます。
毎月ケアマネにアピールできる仕組みの一つですから、有効活用しない手はないですよね。
文章量は300字以上はあった方が良い
施術報告書でボリュームがある項目は次の通りです。
- 施術内容
- 患者の状態・経過
- 特記事項
みなさんはどれくらいの文章量にしていますか?
まさか1行2行で終わりにはしていませんよね?
もし自分がケアマネだとして、1ヶ月の報告内容がたったの1〜2行だったら施術者を疑いますよね。
1〜2行というのは例えばこんな感じです。
5月と比べて大きな変化はみられませんでした。
日によって傾眠傾向にありますが、施術後は起立動作や歩行動作がスムーズになります。
嘘だろ、、、?
これくらいで終わりにする人なんているの?
と思うかもしれませんが、いるんです。
実際に僕が管理者だったとき、ある施術者の報告書をチェックしたらほぼ全ての報告書内容がこんな感じで衝撃を覚えました。
文章量が多ければいいってものではありませんが、1ヶ月間の動向を伺える貴重な情報源ですから、ある程度の量は書き込みましょう。
300字以上を目標に、最低250字を目安に記載する
300字以上は次のような感じです。
5月と比べて大きな変化はみられませんでした。
日によって傾眠傾向にありますが、施術後は起立動作や歩行動作がスムーズになります。
起立動作時に歩行器ハンドル部分に手をかけようと上肢挙上時に僧帽筋が優位に動作しているため、手が上がりきらないため体幹を反らせます。
胸鎖乳突筋の筋緊張亢進により常に肩部や鎖骨部分が引き上げられており、上肢帯の動作に影響しております。
座位ですがベッド上で後方転倒のリスクがあるため、上肢帯や胸郭の可動性拡大を目指してアプローチを繰り返し試みていければと思います。
また施術のため体位変換を行いますが、ご本人様へ右向き・仰向け・左向きと指示を出すと、多少覚醒状況が悪くとも臀部を浮かそうとするなど協力姿勢がみられました。
これで318字です。
内容はともかく、先程と比べれば情報量は多くなりました。
もし文章量が少ないままケアマネに送っているのでしたら、むしろ送らないほうが良いと思います。
「僕は1ヶ月間、評価もしたし動作の微調整もした!治療部位も色々と模索しつつ、精神面も配慮したコミュニケーションをとったよ!」
とどれだけ現場で素晴らしいことをしていたとしても、それを評価できるのは施術報告書の文章だけです。
それ以外にはあなた自身を評価できる材料がないのです。
だから、自分のやっていること、見ていることは施術報告書に記載し、文章量はとにかく多くしましょう。
施術内容
施術内容を「全身のマッサージをしています」などで終わらせていませんか?
もったいないですよ。
もう少し具体的に、どこの部位・関節を狙って、なぜそこを狙っているのか、どのような手段を用いて改善させていくのか、などを記載する必要があります。
当たり前ですが、施術者にはそこの部位を狙う理由が分かっていますが、ケアマネには説明しないと理解してもらえません。
患者の状態・経過
ここは一番多くの情報を載せることができます。
身体面の情報の他、精神状態、認知状態、生活環境のこと、他者との関わり合い、社会性の有無、嗜好性、どのような話題を好むか、やりたいことなど、、、
ケアプランを頂いているのであれば、介護保険上の目標とうまくリンクさせながら報告書を作成してもよいと思います。
ケアマネジャーも患者状態を把握しきれていないはずですから、日々の関わり合いの中で見えた部分をお伝えしましょう。
特記事項
特記することがないからって、まさか空欄にしていませんか?
もったいない限りですよ!
どうしても書くことがない場合のとっておきをお伝えします。
それは、、、
いつもお世話になっております。
ご確認ほど宜しくお願いいたします。
これです。
どうしても何もない場合、これを記載しておきましょう。
ケアマネやドクターも人間です。
感情の生き物です。
一言あるか無いかだけで、印象が違いますよね。
本来の施術報告書の使い方と違うかもしれませんが、この一言をケアマネが見たときに「なんとなく良いな」と思ってくれたらラッキーです。
そこまで思わなかったとしても、印象がちょっとでもプラスになるならやるべきです。
今日は以上です^_^
それではまた!