こんにちは、しょちょーです。
今日は治療時間について考えてみたいと思います。
僕が勤めていた会社では同意書の単価によって治療時間を決定していました。
単価に見合わず長い時間のサービスを提供していると採算が合わないためです。
企業によって様々な事情があると思いますが、一旦それは横に置いといて、治療成果に影響を及ぼすのかについて考えてみます。
治療時間が長いほうが効果を出すための選択肢を多く取れる
見出しのとおりですが、やはり治療時間が長いほうがアプローチにおいて様々な選択肢を用いることができるので、治療成果に影響がでると思います。
しかし、術者の能力によるところも無視できません。
例えばハムストリングスの短縮があったときに、5秒1セットしか伸ばさないのか、
30秒3セットで伸ばすのか?
ここでいかに治療時間が長くても、5秒1セットを選択している場合は時間を無駄にしている可能性があります。
固さをチェックする意味ではいいのかもしれません。
しかし、伸張を狙うのであれば効果的ではありません。
治療時間が短いと、本当に効果が出せないのか?
上記の例で考えた場合、術者は治療時間が長くても効果が出せていない(出せないアプローチを選択している)可能性があります。
要は、患者さんの問題部分に対して最も効果的で効率の良い治療アプローチが展開できているのか?
ここを押さえておかないといけません。
- 目標
- 問題点
- 解決のためのアプローチ方法
上記3つです。
「治療時間が長い」に甘えないための練習も必要
万が一、ある患者さんには毎回10分だけ治療に入れると仮定した場合、何をするのか???
使える選択肢はかなり狭まります。
前提として6ヶ月後・12ヶ月後の治療目標は何か?を考えておいた上で、
あらゆる患者さんにおいて、通常の1/2〜1/3の治療時間だった場合を想定して治療内容を考えるべきです。
治療時間内の立ち居振る舞いや、ひと押しひと押しにも意味を持たせていく。
無駄なアプローチはないわけですね。
訪問業界は繰り返しの訪問が多いため、どうしてもここの点が見えづらくなる特徴があります。
患者さんはずっと訪問して欲しいわけではなく、なるべく安く・短い期間で・想像以上の治療をして欲しいわけです。
寝たきりの患者さんでも、毎回の治療内容は少しずつ変化することもあります。
変化していなければ、何か理由があるはずですね。
現場に出続けていると、つい考える時間が取れなかったりするので、上司や社長などはたまにでも良いので、治療会議をしてもらえたらと思います。
今日は以上です。
みなさん暑い日が続いていますが、体調に気をつけて頑張って下さいね!
それではまた。