こんにちは、しょちょーです。
今日は繰り返されるミスについて考えてみたいと思います。
ミスはできることなら無くしたいですよね。
自分も社員も^^;
ミスをする人は、必ずミスを繰り返します。
ミスをしない人は、ほとんどと言っていいほどミスをしません。
これは一体何故でしょう?
本人のやる気や努力の問題でしょうか??
僕の経験上、ミスを繰り返す社員はみんな努力家で、性質は真面目でした。
でも、ミスを繰り返しますが、それ以外の部分は非常に優秀であることが多いです。
ミスを繰り返す人は、全く違うミスでも本質的には同じミスをしている
以前の職場にいた施術者を例に考えてみます。
Aさん、Bさんという施術者がおり、どちらも患者さんから人気のある術師でした。
しかし、、、
Aさんという施術者は下記のようなミスを別々の日にしていました。
- ケアマネジャーへ送る送付状の居宅名を間違えていた。
- 同意依頼書の担当医名を間違えていた。
- 社外文書の誤字脱字チェックで、明らかな誤字に気が付かない
これらは別々のミスですが、本質的には同じものです。
次にBさんという施術者はこのようなミスを繰り返していました。
- 訪問実績の入力漏れが頻発する
- 毎月の施術報告書で記載していない患者が必ずいる
- 患者訪問予定を忘れて、事務所にいる
これらも別々のミスですが、本質的には同じものです。
繰り返しますが、どちらも術者として優秀です。
勤務態度も、勤務姿勢も素晴らしいのです。
ただ、とある分野の仕事に関してはミスがでてしまう。
ただそれだけなんですね。
やる気や努力の問題なのか?
Aさん、Bさんは人一倍やる気もあり、努力も怠りません。
なので、やる気や努力といった部分の問題ではありません。
でも、この二人に共通する発言内容があります。
「すいません、もっと注意して、繰り返し確認をするようにします。自分の努力不足です。」
これは問題を履き違えています。
この二人はすでに努力しているんです。
本人の中では、いつも以上に気を張って業務にあたっているんです。
でも、必ずミスを繰り返す。
これはもう、仕組みの問題なんですね。
注意しても同じミスを繰り返す人は、脳の機能に凹凸があると考える
上記の例では、僕はAさんBさんに対して、脳の機能に凹凸があると考えました。
つまり、発達障害グレーゾーンということです。
【厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス総合サイト】では、次のように記載されています。
「発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。 これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。 」
発達障害、と定義するほどではありませんが、脳の機能において得意分野・苦手分野が目立っている状態のことです。
この凹凸は誰しもが大なり小なりあるものと僕は考えています。
そう考えるほうがしっくりくるんです。
なので、ミスについて指摘・注意するという行為はあまり効果的ではありません。
本人たちの性質は真面目なので、「ミスをして申し訳ない」とちゃんと感じています。
そこに指摘・注意を繰り返したとしても本人たちにはどうしようもできません。
なぜならすでに努力しているからです。
指摘・注意は繰り返すと、本人たちの自信を著しく奪ってしまいます。
環境や仕組みの改善を優先する
脳の機能上の問題ですから、本人の能力に頼る業務改善には効果が望めません。
思い切って環境や仕組みを見直しましょう。
例えば、Aさんのように書類文書でのミスが多発するようなら下記のアイデアがあります。
- 書類提出前に必ず第三者の目視チェックを挟む
- ミスが多い部分のチェックリストを作成し、必ずチェックの上で提出をルールにする
- 書類に強い先生に業務委託し、その他の業務を請け負う
Bさんであれば下記のアイデアがあります。
- 事務所に訪問予定表をポスターサイズで貼り、午前午後で第三者と確認し合う
- 1日の業務をチェックリスト化しておき、終礼時にチェックの上で提出してもらう
- 施術報告書を仕上げる患者名をリスト化しておき、第三者とチェックし合う
このアイデアは一例ですが、少なくとも本人の能力に頼った業務改善よりかはミスが減りそうです。
「何度注意してもミスばっかりする!」
と憤慨するよりも遥かに精神衛生上においてもお互い良いのではないでしょうか?
しょちょー妻「あなた絶対ADHDだよ」しょちょー「えっ」
これは僕の話です。
あるとき妻が言いました。
「あなたずっとソワソワしてるし、落ち着きないし、ADHDだよ絶対」
妻の目は笑っていませんでした。
僕は「そ、そんなことないよ」と人知れず傷つきながらもADHDの診断テスト(簡易)をやってみました。
結果:ADHDの可能性は「大」
僕はショックが隠せませんでした。
ちなみに今日また実施したところ、ADHD度数は86点でした。
高得点です。
妻の目はニヤニヤしていました。
自分では結構落ち着いて、そつなく日常生活を過ごしていると思っていたので衝撃を受けました。
できないことは、仕組みで乗り切る方が楽
経理業務は僕には向いていないと確信していたのですが、上記チェックテストで理由がはっきりしました。
なので、迷わず会計事務所と契約を結び経理業務をお願いしています。
例えば、下記のようなサイトでは無料で相談できるので、まだ登録していない人は試しにやってみましょう。
不得意な部分は環境や仕組みを変えていくことが組織運営においては、お互いに気持ちよく仕事をしていくには大切だと思います。
社長さんでも凹凸がある方は結構多いのではないですかね??
少なくとも僕が見てきた経営者たちは、みんな変な人が多かった気がします。
怒られますかね笑
基本的に、いま働いてくれている社員はみんな頑張ってくれています。
少しでも患者さんたちや組織運営においてうまくいくように働きかけてくれています。
そんな社員たちの努力性を疑うよりも、環境や仕組みを疑う方がよいのではないか?
そんな話でした。
今日は以上です^_^
それではまた!