こんにちは、しょちょーです。
今日は教育について話してみたいと思います。
みなさん、自分が成長したなと感じたときはいつでしょうか?
成長したというのは、ある特定の分野において自信を持って話せたり、説明できる
成長ってふと気づきますよね。
ただ、この気づく瞬間というのは絶対に「アウトプット」をしているときなんです。
専門学校の在学中に成長したと言えるか?
少なくとも僕自身は在学中に成長したと感じませんでした。
成長というと曖昧ですが、治療家としての技術・知識は一般の方に毛が生えたくらいです。
その状態で鍼灸整骨院に勤め、半年位立ってから気づきます。
「あれ?ちょっとできるようになってる?」
専門学校での殆どの時間は「インプット」に時間を割きます。
つまり、
- 知識として頭の中に情報を取り入れて、紙面上の問題に回答できるようにする
これを徹底するわけですね。
国家資格を取得するためには絶対に必要なことです。
これらインプットしたことを現場で試行錯誤しながらアウトプットを続けた先に、「あれ?できてる!?」になるのであれば、アウトプットの時間をとることこそ成長の秘訣と言えそうです。
ということは、アウトプットの時間を取らない限りは成長が鈍化する
研修を受けさせて、テスト合格を目指す。は学校と変わらない。
よく治療院で見られる光景としては、、、
その自社内で運用される知識・技術を言語化し、レベル別で分けます。
そしてそのレベル別に研修させてテストに合格できれば現場デビュー。
その後、レベル別に合格するたびに昇給するとか、賞与が増えるとかして報酬と連動させるわけですね。
お金で釣っているんですね。
「ほら、成長したらお金ももらえて嬉しいでしょう??」
みたいな。(怒られますかね笑)
これは一見すると良いシステムに思えます。
実は今まで勤めた会社や、他の会社でもほとんどがこういうシステムを導入していました。
しかし。
しかしですよ。
このシステムで一番ネックだったのは【教える側が一番成長する】という事実です。
成長してほしい【教えられる側】は、勉強してこなかったり、テストに落ちたりなどして思ったように成長しません。
また、それを現場でうまく運用できるかというと、時間がかかります。
教える側のやっていることが成長の鍵
例えば解剖学の知識が全くの0なのだとしたら、専門学校に通って教えてもらうことが重要です。
ですが、治療院に勤めているのならばある程度は知識が入っています。
またイチから教えるのはちょっと非効率かもしれません。
で、あれば、、、
【教える側のやっていることをそのまま取り組んでもらうこと】が成長に繋がると考えられます。
例えば、【マッサージにおける変形性膝関節症の疼痛除去】というテーマがあったとします。
これをイチから教えるのではなく、、、
イチから調べさせて逆に教えてもらう。
- 概要
- 症状、臨床所見
- 鑑別
- 予後
- 徒手検査
- マッサージでのアプローチ方法
- 鍼灸でのアプローチ方法
- 機能訓練でのアプローチ方法
例えばこのような項目を用意しておき、自社内の治療マニュアルを作るつもりで作成してもらいます。
そして、実際に教える。
このとき、自分で調べてアウトプットすることに慣れていない施術者もいます。
または全く見当外れの情報を並べてくることもあります。
これを防ぐには、予め絶対に載せておくべき情報を用意しておき、その情報を漏れなく作り込んでいるか?をみればOKです。
これは時間のかかる研修方法かもしれません。
特に大勢を雇い入れて一気に現場デビューさせていく事業スタイルとは相性が悪いかもです。
しかし、一人ずつ雇い入れて、一人ずつの確かな成長を願うのであれば、この方法も検討してみて下さい。
気づいたら、自分よりも技術のある信頼できるパートナーになっていますよ。
今日は以上です。
それではまた!