こんにちは、しょちょーです。
色々とドタバタしており久々の投稿になってしまいました💦
今回タイトルには【離職率】と書きましたが、【離職数】と読み替えて頂いても結構です。
とにかく、辞める人数が多い会社はそれなりの理由があるんだ、というテーマでお話してみたいと思います。
あはき業は鳥貴族のような大量採用システムは苦手
鳥貴族ってご存知でしょうか?
独身の頃は好きでよく行っていました笑
あそこは接客や焼き方などマニュアルを設けており、それに沿ったやり方を行えば一定以上のクオリティが提供できるサービスが構築されています。
そのため、大量採用に踏み切ったとしても一定以上のクオリティが担保できるわけですから「ドンドン事業拡大やー!」となっても大丈夫なわけです。
しかし。
あはき業というのはそのあたりがどうも苦手です。
なぜなら手技・徒手検査・治療計画、どれをとってもケースが違うためです。
手技・徒手検査のマニュアルはやろうと思えば作れますし、時間がかかっても作成や更新はあったほうが良いとは思います。
ですがそこから先は「あはき師」毎の人間性・能力に頼る部分が大きいと思います。
考えて治療し、見直して再度治療を行っていくにはある種の研究活動と言い換えても良いかもしれません。
マニュアルは対象のものや運営者が「同じ環境」「同じ時間」「同じ状態」において力を発揮するものであり、それらがイレギュラーだらけのあはき業は【考えて実行する力】が求められます。
大量採用は手塩にかけにくいため、愛社精神が育ちにくい
会社が大きくなっていくにつれて、多くは古株の人間が管理職についたり、現場リーダーになっていきます。
多少辛いことがあったとしても社長のそばで働いてきた以上、社長の想いやビジョンをよく感じている以上頑張ってこれたわけです。
そういうスタッフというのは【愛社精神】が芽生えています。
愛社精神は「教えること」「覚えさせること」ができません。
スタッフ自らが、自分自身で芽生えていくものです。
1年、2年働いただけでは恐らく芽生えません。
長く所属するだけでも十分とはいえません。
社長や経営陣と一緒に走ったという体験が芽生えていくきっかけになっていくのだと思います。
- 失敗とリカバリーの経験
- 権限の移譲
- 計画立案と実行
- 一緒に悩んだ時間
- 頼り頼られる関係性
こういったことが長く重なった結果、「この会社って悪いところもあるけど、良いところもあるよなぁ」と愛着が湧いてくるのだと思います。
大量採用システムの場合、マニュアルが徹底して作られたとしても愛社精神というのは芽生えにくい、、、ような気がします。
それに、誰がやっても同じクオリティの提供ができる。ということは、、、
いつ誰が辞めても、採用さえできていれば運営が可能。
ということでもあります。
上記の点から考えてみると、あはき師の分母数は少ないわけですから大量採用システムは相性が悪いと思います。
大量採用システムが悪ということでもない
ここまで言うと「大量採用」は悪いもののように感じてしまうかもしれませんが、そうではありません。
あはき業と相性が悪い、というだけです。
大量採用ができる環境を構築しようと企業努力を重ねた結果、採用を実現していることは事実です。
あはき業でこれらを実行している以上、マニュアル作成力・仕組みの構築力の高さは特筆すべきだと思います。
なので一定のクオリティ以上の知識・技術を習得したかったり、事業拡大における経営陣の行動判断について学びたいのであれば入社を検討しても良いと思います。
しかし、そうではなくって腰を据えてじっくりと働き続ける。
仕事も大切だけど、家族との時間や自分の時間も重視していきたいのであれば合わないかもしれません。
少数採用の会社でもって働くことが良いかもしれません。
参考までに、リクナビNEXTさんから転職理由と退職理由の本音ランキングBest10という情報が公開されていましたので、トップ5まで引用します。
- 1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
- 2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
- 3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
- 4位:給与が低かった(12%)
- 5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
思い当たる節がありませんか?^^;
今日は以上です。
それではまた!