■ 稼ぎたいから独立。だけで独立しないほうが吉。
こんにちは、しょちょーです😊
今日は「稼ぎたいから独立したい」という人に向けて、本音で話をしていきたいと思います。
結論から言うと──独立は、思っているより“甘くない”です。
■ 手取りを増やす=独立? 本当にそう?
正社員でも業務委託でも、「もっと手取りを増やしたい」「もっと自分の努力を収入に反映させたい」と思うのは自然なことです。
会社に「たくさん取られてる」と感じる人も多いでしょう。
でも、ここで一度立ち止まって考えてほしいんです。
「独立すれば本当に手取りが増えるのか?」
独立=自由・収入UPと考えがちですが、実際はそう単純じゃありません。
あなたにとって「いくらあれば満足なのか?」を具体的に考えたことはありますか?
数字でシミュレーションしてみると、思っているより現実的じゃないケースも多いんです。
■ 売上が上がっても、“使えるお金”は思ったより少ない
仮に月70万円の売上を出したとします。
これがそのまま手取りになると思ったら、大間違いです。
なぜなら、個人事業主になった瞬間、税金・社会保険・経費を「全部自分で負担」する必要があるからです。
会社員のときは、社会保険料を会社が半分負担してくれて、税金も天引きで計算・納付してくれていました。
でも独立すると、
・翌年にまとめて税金が来る(しかも結構高い)
・経費は全て自己負担
・年金は国民年金のみ(将来もらえる額は少ない)
──こうした現実に向き合うことになります。
■ 経費を引いたらいくら残る?
例えば売上70万円のうち、税金で約30%(21万円)を取り分けておくとします。
残り49万円。
そこから、
・レセコン代(※スポットログおすすめですよ)
・ガソリン代・バイクや車の維持費
・印刷代・紙代・プリンターインク
・HP維持費、チラシ発注、パンフレット制作費
などを引いたら、実際に自由に使えるお金は40万円前後になることも。
最初は「結構残ったな」と思っても、次第に経費がかさみ、手取りはどんどん圧迫されます。
■ 老後のことも忘れずに!
訪問マッサージの仕事をしていると、ご高齢の方の暮らしぶりがよく見えます。
「老後、安心して暮らせる人」と「苦労されている人」の違いは、厚生年金をもらっているかどうかが大きいんです。
会社員時代は厚生年金。
個人事業主になると国民年金。
月にしてもらえる額は倍近く違うこともあります。
だから、独立するなら老後資金を積み立てていく仕組み(小規模企業共済など)も必須です。
「自由」を取る代わりに、「保障」を手放す覚悟が必要なんですね。
■ 数字で現実を見てから決断を!
独立は“気持ち”だけで走り出すと危険です。
やる気があっても、数字がついてこないと続きません。
・会社員で定年まで働いた場合に得られる生涯収入(厚生年金)
・個人事業主としての生涯収入(国民年金)
この2つを比べて、数字で判断してみてください。
それでも「やっぱり自分でやりたい」と思えたなら、それはもう立派な覚悟です。独立すべきです。
でももし、「うーん…」と迷うなら、今の働き方の中でスキルを磨き、信頼を築く道を選ぶのも立派な選択です。
■ “稼ぐ”だけじゃない、本当の幸せを見つめよう
独立の目的が「稼ぎたいから」だけだと、長期的にはモチベーションが続きません。
自分がどう生きたいか、何を大事にしたいか、
数字と気持ち、両方のバランスを取りながら進むのが大切です。
今日も一歩ずつ、前へ進みましょう!
皆さんの挑戦と活躍を心から願っています^_^




