こんにちは、しょちょーです。
今日は「どういう経験やスキルがあれば開業しても安全なのか?」
というテーマで話していきたいと思います。
治療家から「経営者」になるという覚悟
まず、開業をするというのは「治療家」ではなく「経営者」になるということ。
つまり、治療のことだけ覚えていればいいという話ではなくなります。
「どんな状態になったら独立しても大丈夫か?」
これをちょっと例えてみましょう。
パン屋さんに学ぶ「経験ゼロで開業してはいけない理由」
パン屋さんで考えてみます。
訪問マッサージ業界で「経験ゼロ」の状態で開業するのはおすすめしません。
なぜなら、事業の全体像が見えない状態で始めても、覚えながら軌道に乗せることなんてできないからです。
パン屋で例えるなら、パンを買ったことがあるとか、食べたことがあるとか、それだけでは“経験がある”とは言えないですよね。
お店を利用したことがあるだけでは、運営のことは何もわかりません。
「経験」とは“現場で学ぶ”こと
だからまずは、パン屋で働いた経験を積むこと。
パンの作り方、仕込み、焼き方、保存方法、材料の仕入れ方、在庫管理、原価率、販売数と利益の関係、、、
そういった「運営の基礎」を体感しないと始まりません。
そして、ただ働くだけじゃなくて「売り方」や「見せ方」も学ぶ。
どうしたらお客様が増えるのか、どうしたらリピートしてもらえるのか。
訪問鍼灸マッサージもまったく同じです。
集客の仕方、パンフレットやホームページの作り方、ケアマネさんとの連携や営業の方法。
そういうことを“現場で経験する”ことが大事です。
独立に必要な経験値とは?まず「集客力」から
「経験が必要なのはわかった。じゃあ、どれくらいあればいいの?」
ここが一番気になるところですよね。
ポイントは「集客できるかどうか」です。
今勤めている人なら、自分でケアマネ挨拶の企画を考えて、150件・200件くらいを目標に自分で動いてみましょう。
そして、その結果、月に3〜4件でも紹介が来るようになったら、「自分で営業の仕組みを作れる状態」に近づいています。
それがひとつの合格ラインです。
次に必要なのは「提案力」
週1回の施術をしている患者さんに、必要性を感じる人へ週2回・3回と増やす提案をしてみてください。
それができるということは、「お客さんを見ながら、数字をコントロールできる力」があるということです。
経営者になると、
“患者さんが来るから売上が立つ”のではなく、
“自分が提案して動かす”ことが必要になります。
ここが治療家と経営者の違いですね。
継続率をコントロールする「離脱を防ぐ力」
さらに「離脱を防ぐ力」も必要です。
自分が原因でサービスをやめてしまう患者さんをゼロにできたら、それはもう立派な経営感覚。
いわゆる「離反率(中止_終了になる数)」を自分でコントロールできる力です。
・売上を上げる力
・施術回数を調整する力
・継続率を保つ力
この3つを自分でコントロールできるようになることが、独立前の必須条件だと思ってください。
「環境が悪い」は言い訳。まずは今の職場で成果を出す
もし今の職場でまだ結果が出せていないなら、まずは今いる環境で成果を出すこと。
「環境が悪いからできない」は理由になりません。
今いる場所で結果を出せない人が、独立して突然できるようになることはありません。
だから、まずは所属している事業所で、
自分で考えて自分で行動した結果による
「売上を伸ばす」「新規を増やす」「継続率を上げる」
そういった数字の成果を出してみてください。
それができるようになったら、ようやく独立しても大丈夫な段階に入ります。
“強くてニューゲーム”の状態で始めよう
事業って、追い込まれたからやるものじゃないんです。今いる環境から逃げ出すように独立する人も多く見てきました。
やっぱりうまくいきません。
事業は、自分の想いを世の中に広げたいからやるもの。
だからこそ、しっかりと経験を積んで、“強くてニューゲーム”の状態でスタートしてください。
今までやってきた経験値をそのまま武器にして、新しいフィールドで戦えるようにしておきましょう。
今日も一歩ずつ、前へ進みましょう!
皆さんの挑戦と活躍を心から願っています^_^

 
																	 
																	 
																	 
																	 
											 
							
							
							
															 
										
					


