こんにちは、しょちょーです。
今回は「施設にいる介護士さんと仲良くなるべきなのか?」というテーマでお話したいと思います。
結論は「積極的に声をかけて、自由に情報交換ができるように仲良くなっておくべき」と考えてます。
施設に限らず、ご自宅にもいらしているので様々な場所で出会う方々です。
この方たちが現場で働いてくれているからこそ、日本の高齢社会がなんとかまわっているとも言えます。
他職種の方でも、中には介護士さん自身も存在価値を低く見積もりがちですが、間違いなく介護士さんのおかげで高齢者は救われています。
医学的・身体的知識に乏しくても、微細な変化に気づいている
看護師・リハビリ師のように医療的側面を十分に学ばれている方は少ないかもしれませんが、介護のプロです。
利用者さんの心の変化や、身体的な細かい変化にもよく気がついています。
鍼灸マッサージ師の介入が週2〜3回だとしても、特に施設にいる介護士さんはほぼ毎日利用者さんに接しているので、僕たちよりも多くの情報を仕入れているはずです。
こういった方たちの協力を仰ぐことは、治療上の重要な情報を仕入れることと同義になりますのでコミュニケーションはとっておくべきと思います。
ケアマネじゃないから仲良くしても紹介が無い問題
「ケアマネさん以外と仲良くしても、紹介に繋がらないから意味ないですよね」
こんなことを言われたことがあります。
果たしてそうでしょうか?
ケアマネさんには良い顔をして、そばにいる介護士さんには挨拶もしないようなコミュニケーションをとっていたら、二面性があるやつだと思われてそもそも信頼されないですよね。
それに、介護士さんはケアマネさんと密接に関わる職種のひとつなので、鍼灸マッサージ師との会話や印象などを伝えている場合もあります。
上記の「紹介に繋がらないから意味ない」というのは、数字売上だけを善とした場合の極致の言動だと思います。
売上が上がることは善ですが、その中身も大事なんですね。
人手が足りないから仕方なく紹介がくることと、深い信頼関係(少なくともプロフェッショナルとして認識してくれている)があって紹介がくることは天と地の差があるはずです。
挨拶と一言を伝えていたら、介護士さんから声をかけてくれるようになった
施設に入って、利用者さんの居室にいくまでに色々な方とすれ違います。
そこで2つのことを実施しました。
- 目を見て、ニコッと挨拶
- 「今日も暑いですね」とか「アップルウォッチかっこいいですね」など一言添える
ただこれだけなのですが、様々な変化が生まれました。
- 帰宅途中の介護士さんが「いつも声かけてくれて嬉しいんです、ありがとうございます」
- 介助中の介護士さんが「(利用者が)口は悪いけど、あなたが来るのを楽しみにしてるっていつも言ってますよ」
- 前回の訪問から、今日の訪問までの心身の変化の報告をしてくれる
- ◯◯のときはどのような援助をしたら良いか聞きにきてくれる
とにかく、治療上の重要な情報に繋がることも教えてくれたり、単純にお礼を言われたりします。
介護士さんも人間で、日々のモチベーションの変化もありつつプロ意識でもって援助に臨んでいます。
もし、こちらから挨拶をするだけで気分が良くなって、利用者介助の質が上がる結果に繋がるなら、、、
挨拶はしたほうが良いですよね。
今回は介護士さんを例にとってお話しました。
看護師でも、リハビリ師でも、ドクターでも同様だと思います。
媚びへつらうためにやる挨拶ではないんですね。
利用者さんの総合的な介護・医療の質を高めるために挨拶するんです。
もし、介護士さんと接する機会がおありでしたら、ぜひともニコッと挨拶を続けてみてください。