しょちょーも何人もの退職の意向を聞いてきました。
当時は語れなかった本音をここでお伝えするので、もしあなたが退職の意向を伝えにくいと思っていたら、伝えやすくなると思います。
1.「退職したい」を聞いた時に思うこと
結論から言います。
「あの〜、すいません。ちょっとお話が、、、」
よくあるフレーズですね。LINEで連絡をもらうこともありました。
退職をしたいと思っているのですが、、、
え!退職、、どうしたの?
1−1.親の介護で辞めたい
実は親の介護で、、、
しょちょーも、何人か介護を理由に退職していった方をみましたが、
十中八九、「あぁ嘘だなぁ」と思いました。
嘘だった場合に限りますが、健康保険・介護保険を知っている業界の人間からすると、ツッコミどころが満載なんです。
もしも、それが本当の理由でなければ、親の介護、を理由にするのは得策ではないように思います。
1−2.◯月頃に辞めたい
介護に専念しないといけないので、◯月頃には辞めないと、、
◯月頃とか、◯月◯日までに、、、と来たら、
「あぁ、もう次が決まっているのね。」と察します。
もし、この退職希望日が1ヶ月以内とかだと、もう完全にパニックです。
・患者さんの割り振り検討
・関係各所へ連絡
・患者さんやご家族へ告知
・再度、日程や施術者の調整
・帯同するなどして引き継ぎ
・手数があまりにも少ない場合は採用活動〜教育
これらを一気にすることとなります。
患者さんが全然いないとかなら、まだいいのですが、それなりに入っていたとしたら大変です。
「退職をしたい」
と言った時に上司が驚いたり、嫌な顔をするのは、上記のことを考えなくてはいけなくなるからです。
管理職になるくらいなので、部下が「辞めたい」といったら親身に相談にのりますし、どうしても辞めたいんだなと感じたら、スムーズに辞めさせてあげるくらいの度量があるはずです。
それらを一気に飛ばして、「◯月に辞めたい」というのは、結構堪えます。
1−3.開業したいので辞めたい
昔、若かりし頃のしょちょーは返す刀で
経営のノウハウは分かるの?
レセプトだってイチからやったことないでしょ?
営業だって満足に◯◯さん、体系立ててできないよね?
会社にいて、これらを覚えてからでも遅くはないんじゃない?
はい、本当にすいません。これらを盾に引き止めに成功したことがあります。
ただ、本音では、これらを覚えたら辞めてしまう。と考えていたので、全然教えませんでした。
この場をお借りして謝ります。本当にすいませんでした。。。
辞められると色々と大変になるのが嫌だなと思ったのです。m(_ _)m
ハッキリ言います!
やりながら覚えられるので、開業しましょう!
分からないことがあったら、今度こそ僕が教えます!
2.いま思う、理想の辞め方とは
2−1.人間関係で嫌な点があって辞めたい場合
上司に、ちゃんと相談をしておきましょう。
自分に問題があるのか、相手の問題なのか、、客観的にみてくれます。
それに、何度も相談しているがなかなか改善に至っていない場合において「辞めたい」と言われたら、上司も納得せざるを得なくなります。
2−2.待遇面での不満があって辞めたい場合
これは、4つに分けて上司に相談します。
1.不満に思っていることをちゃんと伝える
2.こういうふうになったら、納得できる。という点を伝える。
3.自分にできる解決方法は□□があると思うけど、間違っていないか?
4.自分でも最大限努力するが、それでも難しければ退職を考える
ただ、不満を言うだけでは何も変わりません。
自分が納得できるラインや、自身で解決する方法などもちゃんと考えておきます。
「待遇面」においては、他のスタッフも同様に不満を抱えていることがあります。
ただし、あなただけが待遇面に不満を抱いているとしたら、あなたに問題があるのかもしれません。
これも、かなり早い段階で相談をもらっていたら、上司は、更に上の上司(や社長)に相談をして、待遇面の解決を図ってくれるかもしれません。
少なくとも、僕のいた会社では、仕組み自体を大幅に変えて対応したことも多々ありました。
2−3.開業したくて辞めたい場合
開業したい、と思ったらすぐに伝えておきましょう。
これが、半年後とか、1年後に開業を考えている、、などであれば、上司はかなり余裕をもってあなたの穴を埋める行動をとれますし、開業後に生きるノウハウなどを教えてくれるかもしれません。
それに、開業後も良い関係性を維持できるので、人間関係が途切れません。
2,3ヶ月後に辞めたい。でも、良いとは思いますが、「開業を考えているなら、もっと前から相談して欲しかったな」と思います。
法的なことを考えたら、2週間〜1ヶ月前に告知すればよいのです。
ですが、少なくとも開業して活躍したい。とお考えであれば、開業を考えている段階からちゃんと相談してきましょう。
「仕事への愛情」が見え隠れする瞬間でもあります。
いま、目の前の仕事に愛を持って望めるのか?は、開業後に活躍できるか否かに繋がります。
なぜなら、そういう仕事の姿勢を、取引先のケアマネさんたちは敏感に察知します。
少なくともしょちょーは、建前はそこそこに、ちゃんとした理由を話してくれた人には、最大限その人の意向に沿えるよう行動しました。
退職の話自体は、上司も部下もしていて気分の良いものではありませんが、だからこそお互いに最大限歩み寄った対応をとっていきたいものですね!