こんにちは、しょちょーです。
今日は初めて整骨院で勤めたとき、勤務時間が大変だったときの話をしようと思います。
有資格者となり鍼灸整骨院で勤めはじめました。
右も左も分からなかったので人材紹介会社を経て、自身の成長に繋がりそうだという理由で入社させていただきました。
そのときの触れ込みは、
- 「遠方で、勤務時間も長めですが、院長さんはじめとして熱意がある治療院です」
これが地獄の始まりでした。笑
豹変する院長、ビビりまくるしょちょー
違和感は初日からあったんです。
でも、自身の「成長したい」という漠然とした想いがそれに気づかせないようにしました。
入社1ヶ月目あたりまでは院長はよく話を聞いてくれて、人当たりもよく、そして治療に真摯な様子でした。
勤務時間はまだ入社直後ということもあり、8時〜21時くらい?で、まだ比較的体力面は問題ありません。
しかし、それ以降は徐々に素の顔をのぞかせていくこととなります。
- 患者さんがいる前で怒鳴る、どつく
- 勤務態度に問題があると即、院長部屋で説教1時間
- その時にとった行動理由を聞かれて、納得のいく回答がでるまで対面指導
- 胸ぐらをつかんで壁ドン
- 月の半分は深夜帯まで飲み会&スタッフは院内寝泊まり(院長は自宅が近いので帰宅)
- 毎日腕立て・腹筋・背筋100回を強要
- 早朝読書会をはじめるとかなんとかで、朝6時出社へ(強要はしない、とは言うけど笑)
- 掃除機を片手で扱っていたら、両手でやるものだと奪われる
- 院長は10時出社
本当に本当に怖かった。笑
治療技術を学べると信じてしばらく頑張りましたが、恐らく慢性疲労症候群に陥っていたような気がします。
勤務時間の内訳
だいたいこんな毎日を送っていました。
- 7時・・・出社
- 7時〜8時・・・掃除
- 8時〜8時30分・・・開院準備
- 8時30分〜9時・・・早朝ミーティング
- 9時〜21時・・・院内治療や訪問治療(休憩1h)
- 21時〜22時・・・掃除(2回目)
- 22時〜23時・・・夜ミーティング、という名の説教時間
- 23時〜27時・・・帰宅、または飲み会
ミーティングの度に毎回毎回怒られるので、僕は完全に萎縮していました。
飲み会も寝てしまうと叩き起こされます。
当然終電もなくなるので、院内に寝泊まりすることになるわけで、、、
現代の「タコ部屋」と化していました。笑
辞めると伝えたら総スカンをくらった
前職の代表に声をかけてもらい、救われました。
そうして前の会社に勤めることになるのですが、そのためには辞める旨を伝えなくてはいけません。
4時間話しました。笑
最初の1時間は態度がガラリと変わり、優しく接してくれました。
しかし辞職の意思が変わらないと分かるや否や、罵倒の嵐です。
怖かった、、、笑
その直後に僕は席を外され、他のスタッフを集合させて何やらミーティングをしています。
そこから、僕は総スカンを食らうことになりました。
いわゆる村八分状態です^^;
治療もさせてもらえないので、掃除をひたすらやる
治療も殆ど外され、ぼーっと眺めているしかできませんでした。
でも、ここの治療院を選んだのは自分自身でありますから、感謝の気持ちを行為で表そうとして、辞めるまでに院内をピカピカにしてから去ろうと思いました。
そこから、毎日6時に出社して通常の掃除と、普段大掃除でないとやらないような場所の掃除を徹底してやりました。
「感謝」っていう気持ちもありましたが、「許されたい」っていう気持ちもあったと思います。
「許されたい」って変ですよね。笑
でもね、完全に萎縮し、怒られ、疲労困憊で、無視されて村八分状態になると、もう判断基準もおかしくなるんです。
最後の一週間で改めて「仲間」認定される笑
掃除を続けました。
やらなくてもいい、と言われつつも継続してやりました。
すると、院長に「ありがとう」と言われ、僕の行為を認める旨を言い渡されました。
無いと思われていた送別会を開いてくれて、みんなからプレゼントも貰いました。
正直、嬉しいとかはなくて、困惑です。笑
とにかく疲れていたから。^^;
ただ、一つ学んだことは掃除でもなんでも「徹底してやること」は何かを変える力があるっていうことです。
会社としては一流のブラック企業だけど、自分も自分にブラックだったのでは?
ブラックな治療院を通して心身ともにボロボロになったわけですが、、、
これを「100%ブラックな治療院のせいだ!」とも言い切れないんです。
完全に違法だったとは思います。^^;
ただ、自身の今後のビジョンや客観的視点、継続可能な勤務体系なのかなど、考えが浅はかであったこともまた事実です。
ただ「成長したい」という曖昧なものしか持ち合わせていないわけですから。
この人材紹介の言葉を鵜呑みにして自分でしっかりと調べずに治療院を選んだのは自分ですし、それで良しとしてブラックな環境で勤務を続けたのも自分です。
僕自身は、僕自身の体に対してブラックな環境を強要してしまう考えをもっていたのだと思います。
もっと自分自身をいたわらないといけません。
訪問業界で長時間労働のところはあまり聞いたことがありません。
でも現在、修行と称して過酷な労働環境にいる方がいたとしたら、、、
期間を決めるなどして、一時的に身を置く程度にしましょう^_^
少なくとも僕は、環境を変えて助かっています。
健康診断が無かったら病気の発見ができず、恐らく僕は死んでいるでしょうし、、^^;
毎日精一杯の治療を提供している皆さんだと思いますが、自分の健康も管理していきましょうね。
今日はこれで以上です^_^