こんにちは。しょちょーです。
最近はおかげさまでLINE@の登録者数も増え、個別にお問い合わせをいただく機会も増えてきました。
地味に間違われるのが、しゃちょーと呼ばれることです笑
どちらでもよいですが、正しくはしょちょーですm(_ _)m
分かりにくいですね^^;
さて、今日は「患者と向き合う」というテーマです。
ここに対しての正解はないと思いますが、僕なりの考えを提示したいと思います。
患者の求めている価値に対してサービスを提供する
僕たちの仕事は、あはきの知識・技術をもって患者さんたちの問題解決に務めることだと思います。
なので、専門知識を有するプロフェッショナルという側面も患者さんたちに認識していただけるような言動を心がけていないと、こちらのアドバイスを聞いてもらえない=信頼してもらえない、、、という自体に陥ります。
それと同時に患者さんたちは僕たちの人間性もよく評価しています。
どういう態度で、どういう距離感で、どういう手段で私の体(や心)を治してくれるのか?
ということを無意識下で判断して接しています。
ある意味僕たちの施術業務は「究極のサービス業」とも言いかえられると思います。
半年以内に治療打ち切りになっている術者は要注意
通常、訪問治療は慢性疾患や進行性疾患に対して長期的な治療計画を立てて臨みます。
1年以上や、症状状態によっては寿命を全うするまで介入するケースも少なくありません。
でも、中には半年とか、3ヶ月と経たずに治療が終了となっているケースをみたことはありませんか?
そんなとき、施術者のよく言うセリフとして
- 「もう治りました」
- 「こちらから終了の案内をしました」
- 「あの人ちょっとおかしかったので」
- 「良くなったと言われたので」
これらのメッセージが出てきたら、非常に危険だと思います。
大抵は「目標設定や、治療進捗、問題点は何があったの?」と聞いてもチンプンカンプンな回答が返ってきます。
こういう場合は、恐らく意識が患者よりも、自分に向いているはずです。
患者のニーズに応えていたら終了にはならない
患者の求めるニーズに応えていたら、少なくとも急に治療終了となることはありません。
例えば、独居高齢男性で腰部脊柱管狭窄症による疼痛や痺れによって外出困難が3年続いている方がいたとします。
この方の治療上の問題点は、黄色靱帯の肥厚や腰椎過前彎によって腰椎後彎可動域減少による脊柱管の狭窄です。
なので後彎可動域拡大のためのアプローチが主となるわけです。
ここで大切なのは3つだと思います。
- 疼痛やしびれは、後彎可動域拡大で減少する可能性があること
- 疼痛やしびれで不便に思っている動作はなにか(解決したいADL動作はあるか?)
- 独居高齢男性の心のスキマを埋められる立ちふるまいを提供できるか
これらを伝えたり、確認したりすることが重要と思います。
患者自身の困っていること、解決したいこと、助けて欲しいことに寄り添って、考えて、助け舟を出し続けているのだとしたら、患者はあなたや(僕たち)を手放さないと思います。
治療方法を覚えることより、まずニーズに答えること
ただ単に英語を覚えるだけより、ビジネス上で海外の方と週1回お話する機会があるので英会話ができるようになりたい。
という前提のほうがクオリティが高そうですよね。
治療方法も一緒で、何故それを覚える必要があるのか??という問いに対して、
・患者さんを治したいからです。
よりも、
・脳卒中後遺症で右手指しびれが増悪していて、手すりをうまく掴めないため、解決したいからです
というメッセージを持っている施術者の方が、患者に向き合っていると思うのです。
①手すりを掴めないと立てない → 手すりを使える状態にしないといけない
②右手指しびれを改善しないと掴めない → しびれを改善するアプローチをしないといけない
③しびれ改善のアプローチ手段を知らない → アプローチ方法を覚えたい
④治療方法を覚える
こんな流れです。
①〜③をすっ飛ばして、④だけ集中しても身にならないですよね。
患者の求めていることを多角的に考えてみる
目の前の患者さんは、なぜ僕たち訪問施術者の介入を希望しているのか?
ここの答えを自分なりでよいので見つけていかなければいけません。
ここの理由を広く・深く理解している施術者が、人気のある施術者となっていくのだと思います。
患者の求めていることを考えて、こちらからそれを表現していく。
ここに訪問施術の醍醐味があるのかもしれませんよね。