こんにちは。しょちょーです^_^
今日は、うちの会社で取り入れている MVP制度 についてお話ししてみたいと思います。
訪問の仕事は「一人の時間」がとにかく長い
うちは今、従業員が数名いる体制なんですが、訪問業務が中心なので、どうしても一人で過ごす時間が圧倒的に長いんです。
事務所に帰ってくるとしても、訪問の空き時間がたまたま一緒、ということはなかなかないですし、基本的に直行直帰のスタイルなので、朝礼や終礼もやっていません。
(正直、うちは朝礼や終礼をやる意味をあまり感じていないのでやっていないんです。)
その代わり、週に一回だけ、お昼ごはんを食べながらのランチ会はやっています。
とはいえ、構造的に見ると、
「社員同士が日常的に顔を合わせて、わちゃわちゃ話す」
というのは、どうしても難しい。
だからこそ、何も工夫をしないと社員が孤立してしまう可能性があるなと感じていました^^;
そこで導入したのがMVP制度です
そんな背景があって導入したのが MVP制度です。
これは厳密なルールがある制度ではありません^_^
ざっくり言うと、月に1回、「自分以外の誰か1人をMVPとして選べる」という制度です。
例えば、
「6月MVP:〇〇さん。理由は〇〇だったからです」
という形で、僕個人宛に送ってもらいます。
それを全員分集計して、年間で一番票が多かった人が「2025年MVP」みたいな形で表彰される、という仕組みです👍️
MVPを決めると、人は自然と周りを見るようになる
この制度を入れている一番の理由はここです。
MVPを決めなきゃいけない、となると、自然とまわりのスタッフのことを考えるんですよね。
・最近、誰が一番頑張ってたかな
・会社のために提案してくれてた人は誰かな
・困っている人に声をかけていたのは誰かな
・積極的に行動していたのは誰かな
こういうポジティブな要素を探そうとするんです。
普段の様子は「見よう」と思わないと、実はなかなか見えないものなんですよね。
でも、MVPを選ぶ、という仕組みがあるだけで、自然と自分以外の誰かに目が向くようになる。
これは結構大きいなと感じています。
評価制度ではありません
ここはすごく大事なところなんですが、
うちは 評価制度としてMVP制度を入れているわけではありません。
正直、僕は評価というもの自体が、そんなに簡単にできるものだとは思っていません。
評価をする時間ももったいないし、評価される時間を作るのももったいない。
そもそも、評価って本当に必要なのか?という疑問もあります。
この話は、また別の機会にしますね^_^
MVP制度は、誰かを評価するための制度ではなくて、誰かの良いところを見つけるための制度です。
どちらかというとお楽しみ企画に近いものだと思っています。
「評価されたい文化」に縛られてしまう人もいる
ただ、この制度をやっていて、難しいなと感じたこともあります。
人によっては、これまで育ってきた環境や、他の組織での経験から、
「評価したい」「評価されたい」
という感覚が強く残っている人もいます。
それ自体が良い悪いという話ではないのですが、でも中には、
「MVP制度のために頑張っていると思われたくない」
と感じてしまう人もいるんですよね。
実際に、
「私はMVPの選択肢から外してください」
と相談されたこともあります。
その人は「MVPがなくても私はちゃんと頑張ります」ということを伝えたかったんだと思います。
すごく真面目で誠実な気持ちだなとも感じました。
でも、MVP制度は、頑張らせるための制度でも、競わせるための制度でもありません。
社員同士が顔を上げて、お互いの良いところを見つけ合う文化を作るためのものです。
だから、できれば気楽に、楽しんでやってほしいなと思っています。
管理者と代表はMVPの対象外です
年末には、年間で一番投票数が多かった人を決めて、ささやかながらプレゼントをお渡ししています^_^
そしてMVPに選ばれなかった社員についても、誰がコメントしたかは分からないようにしながらですが、みんなからのコメントを伝えるようにしています。
意外と嬉しいみたいで、大盛りあがりしました^_^
ただし、管理者と代表である僕自身はMVPの対象外にしています。
これには理由があります。
管理者という立場は、構造上どうしても「評価する側」になりやすい💦
いくらフラットにやろうとしても、上下関係が意識されてしまうのは避けられません。
「入れなかったらどう思われるだろう」
みたいな余計な気遣いが生まれるのも正直よくない。うむむ。僕自身も同じです。
代表がMVPを取ったところで正直意味がないですよね笑
この制度の目的は、社員同士が互いに目を向けること。
そこに管理者や代表を入れる意味はないんです。
MVP制度は、人となりがよく見える
MVP制度をやっていて面白いのは、「この人、よく周りを見てるな」というのが分かることです。
誰を、どんな理由でMVPに選ぶのか。その視点は、人それぞれ全然違います。
それが良い悪いではなくて、
「この人は、普段こういう目線で物事を見ているんだな」
というのが伝わってくるんです^_^
これはやってみるとなかなか面白いですよ。
制度は目的がすべて
もし、MVP制度いいなと思ったら、ぜひ取り入れてみてほしいなとは思いますが、組織ごとに課題は全然違います。
うちは、社員が孤立しやすい構造だからこの制度を入れました。
でも、他のチームでは全く別の目的があってもいいと思います。
大事なのは、「なぜやるのか」「何のためにやるのか」ここをしっかり言語化しておくことです。
そうしておけば、途中で疑問が出てきたときや、相談されたときにも、一本軸を持った状態で答えることができますよ👍️
まとめ
ということで、今日はMVP制度についてお話ししました^_^
社員が一緒に働いてくれるのは当たり前のことではないんです。だからこそ、今一緒にいる時間を尊重し、感謝の気持ちを伝えることはとても大切なことです。
ただ単純に「ありがとう!」と伝えることも尊いですが、管理者・代表は仕組み自体でそれを表現することができます👍️
目的をよく考えながら導入をしてみてください^_^
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今日も一緒に学んで、一緒に行動して、一歩ずつ前に進んでいきましょう!
今日もありがとうございました!




