こんにちは、しょちょーです^_^
今日も、皆さんの事業に役立つテーマでお話をしていきたいと思います。
今回のテーマは、読者の方からいただいた質問にお答えする形で書きます。
■ いただいた質問
こんにちは。いつもブログを拝見しています。
先日、私が担当していた患者様がお亡くなりになりました。
真摯に向き合って施術させていただいた方なので、とても寂しい気持ちですし、もっと何かできたのではと思う日々です。
そこで質問です。
患者様がお亡くなりになった際、お葬式に参列するべきなのか、
お悔やみを伝えたり弔意をどう表すべきなのか分かりません。
自分の思いと、ご家族への気遣いの間で迷っています。
アドバイスをお願いします。
こういう悩みは、訪問業界にいる人なら誰しも一度はぶつかるテーマですよね。
では僕の考えをお話しします。
■ 僕たちは「ハートフルな人」が多い業界
そもそも訪問鍼灸マッサージの資格や仕事って、
人のために何かをしたい という気持ちが強い方が多い。
- 誰かに治療してもらって感動した
- 誰かの役に立ちたくて志した
- 自分も同じように支えたい、力になりたい
そんな思いをもって専門学校に通い、この仕事を選んだ人ばかりです。
お金持ちになるための資格ではないですからね(笑)
だからこそ、ハートフルな方が多い業界だと思っています。
■ 心から向き合うから、気持ちが動くのは当たり前
患者さんの家に伺い、30分前後で施術をし、人生観や家族の話、時には人生の終わりの話を聞いたりもする。
そんな深い時間を重ねれば、気持ちがぐっと動くのも当然なんですよね。
亡くなられたときに胸が締めつけられる感覚は、「本気で向き合っていた証拠」 だと僕は思っています。
だから、気持ちが動くのは悪いことではない。
むしろ自然で、まっすぐな反応です。
■ ただし、しょちょーとしての僕の意見は…
結論から言うと 「ビジネスとして線引きをすべき」 だと考えています。
なぜなら、
- 出会いは仕事を通じて
- 関係はビジネス上でできたもの
この2つが大前提だからです。
そのため、お葬式や告別式に参列する必要はありません。
気持ちの問題ではなく、“ビジネスとしての距離感” を保つという意味です。
しょちょー自身は患者さんがご逝去されても、気持ちが揺らぐことはありません。
「気持ちが揺れない」
じゃあこれは本気で向き合っていないのか?と問われればそれは違います。
むしろ「患者さんはいつか必ず旅立たれる。お互い後悔が立たないよう、だから今精一杯やろう。」と、スタンスをつくりましょう。
だから心が揺れないことに不安にならなくても大丈夫ですからね^_^
■ では何をすべきか?
ケースはいろいろありますが、基本はこうです。
● ① お悔やみの言葉を丁寧に伝える
訪問の際にご家族がいれば、その場でお伝えする。
● ② お線香をあげさせてもらう(機会があれば)
訪問先で自然にできる範囲なら大丈夫。
● ③ 遠方の場合は請求書に一筆添える
郵送対応のときに、
「このたびのご逝去に心よりお悔やみ申し上げます」
と一言添えるだけでも十分伝わります。
これ以上は不要です。
ご家族にとっても負担になる可能性があります。
■ なぜ参列は避けたほうがいいのか?
現代は「家族葬」が主流です。
- 葬儀の規模を小さくしたい
- 心身の負担を極力減らしたい
- 身内だけで送りたい
こういうご家族がほとんど。
そこに“仕事関係の人”が来ると、どうしても気を遣わせてしまいます。
たとえば…
あなたのパートナーが亡くなったとき、いつも行く美容室のスタッフさんが突然参列してきたら?
「えっ、そこまでの関係だったの…?」
「どう接すればいいんだろう…?」
と、ご家族は驚くと思います。
それと同じで、残されたご家族の気持ちを最優先に考えるべき なんですよね。
■ 参列の基準は「プライベートでの付き合いがあったかどうか」
唯一、参列しても良いケースがあります。
● プライベートでも付き合いがあった場合
例えば、
- 子ども同士が仲良し
- 家族ぐるみでご飯を食べた
- 休日も交流があった
そんな関係なら参列して当然です。
でも、ビジネス上だけの付き合いなら参列は不要。
弔意は “言葉” と “姿勢” で伝われば十分です。
■ 会社としてルールを作るべき
患者様はいつか必ず旅立たれます。
そのときに、毎回悩むのは精神的にも負担です。
だからこそ、会社として
ルールを明確にしておくべき だと思っています。
- 参列はしない
- お悔やみは丁寧に伝える
- 一筆添える対応はOK
- プライベートな関係があれば参列可
こういう線引きがあるだけで、迷いやストレスが減ります。
■ まとめ
患者様が旅立たれたとき、僕たちは揺れます。
それは「本気で向き合っていた証拠」です。
でも対応は “自分の気持ち” ではなく、ご家族の気持ちを最優先に
そしてビジネスとしての距離感を大切にする。
これがちょうど良いバランスだと思います。
だけど、「気持ちが揺れないとき」もあります。じゃあこれは本気で向き合っていないのか?と問われればそれは違います。
僕自身は気持ちが揺らぐことはありません。
むしろ「患者さんはいつか必ず旅立たれる。お互い後悔が立たないよう、だから今精一杯やろう。」と、スタンスができているからです。
だから心が揺れないことに不安にならなくても大丈夫ですからね^_^
皆さんの活動を心から応援しています。
今日もありがとうございました。




